組織理念

変化は地方の中小企業から始まります。
中央の大企業からは絶対に始まらない。
INTERVIEW

【組織理念】

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当社グループ(地方中小企業)が生き残る組織としての考え方

まず日本の99.9%の会社がピラミッド型組織である。
<ピラミッド型組織の特徴>
◎中間管理職が機能不全を起こしている。(意味がない)
◎管理職を減らす不要であると判断する事が出来ない。
◎仕事と作業の切り分けが出来てない。
当社は中間管理職を育成しようと思っていない。あくまでもトップを育成しようとしている会社である。

このピラミッド型が当たり前と思っている人(トップ)の考え方
1 中間管理職は必然であり、退社する管理職がいたとしても、また補充しようとする。
2 中間管理職は、任せて見守ったら育成されると思っている。
3 中間管理職の職務は部下を管理監督することと、外部への営業活動であるが、それを履行していると思っている。

この場合起こるのが、仲良しグループのザ部長であり、ザ課長であり、ザ係長なのである。
自分の立場は固定であり彼らは上に上ろうとはしない。
※無理に上がらなくても給与が落ちない。外資では3年同役職に留まったら給与カットがあると聞いたことがある。ピラミット型固定発想のトップは管理職が辞めると補充が大変なので、必要か不要かを考えることなく、カットを行わない。

そもそも中間管理職が下の部下を管理監督(査定して給与を決めているのか)しているのか?
そして外部への営業活動をしているのか?

少なくとも当社のような中小企業では部下を無意識に放置しているのが現状である。

では中間管理職は何をしているか?と言うと一般社員と同じ作業を行っている。
仕事ミックスをすることで自分は仕事をしているような気分になっている。
(作業と仕事の区別がついていない)

そこで、当社が自問自答として得た回答がエキスパート社員制度である。

その基本はフラット型組織発想なのである。
※あくまでも99.9%の日本人が分かり易いように組織図はピラミット型風に記載している。
役職名も分かり易いように一般的に記載してある。しかし各トップの意識が違うのである。

当社も一時期はピラミッド型発想の人間もおり、私も可能性を模索した事があった。
その実例がホームである。
ピラミッド型組織の発想では管理職は仲間であり学校的な雰囲気なのである。しかし、その結果会社(ホーム)は崩壊した。仲間意識からは何も生まれないのである。

フラット型組織の発想では役職名はあくまでも仮称であり意味がない。部長をビックボスにしてもいいし、係長を大将、課長をリーダーでもいい。そして、その下には部下が付かない。あくまでもトップ直轄の秘書官(補助員)なのである。

そしてフラット型の評価基準の優先順位は
① ユニットマネージャーの言うこと(指示)を聞いているか?
② 実績はその次
ピラミッド型の発想は会社全体の実績がよければすべてOKという超放棄的な発想である。
フラット型の発想は会社利益が1兆円あっても関係ない。
個人との約束事がすべてである。

この秘書官はトップのコミット(細かい指示)に対して職務を履行する。例えるなら箸の上げ下げまで管理される。
その緊張感(プレッシャー)で次のトップが育成されるのである。さらに給与体系は(そのユニット組織の収支が合えばだが)高所得や年齢は関係ない。部長が課長より高給などという発想がない。今は上位者の給与が高いが、たまたまである。※人間は追い詰められた緊張感・プレッシャーで成長する。

この構想を進めていく上で必要なことは、トップ(中間管理職)の職務から、一般社員の作業管理を切り離すこと。
それが

①  バラピッキングシステム      注①
②  エリアアシスタントシステム    注②

である。
注① バラピッキングシステム    管理業務における完全出来高変動給制(給与はAIが自動計算)
注② エリアアシスタントシステム  営業業務における完全出来高変動給制(   〃      )
※ポイントは作業と仕事の切り分け!
この管理手法を全ての一般社員に導入ができれば給与計算は機械が行える。
① 、②が完結したらいよいよ最終章の
③  エキスパート社員制度     注③
の活用となる。
注③ エキスパート社員制度    1年契約による年俸制(連続雇用ではない)
これに対し一般社員(エキスパート社員以外・連続雇用)に関しては給与の上限がある
この制度はミッションに対して履行できないと、簡単に社員を解雇できる環境制度である。
この③の制度のために
理解している人間は…  ①②を知ろうと必死になり、理解し、広げていく
理解していない人間は… ①②を知ろうともしない。理解もしない、広げない。興味もない。
これが③の制度なのである。

ダメな管理者は会社を良くしようとする。
彼らは、今いる社員を固定化し、社員が存在することを前提として考える。
社員を少数精鋭(究極はゼロ)で利益を上げていこうとする発想が全くない。
例として、公務員が日本を良くしようと働けば働くほど日本をダメにしていくという
単純な理屈。彼らは公務員の人数をゼロにしようとは考えない。それどころか公務員を
必要不可欠な存在にしようとする。

当社の組織図は一見ピラミッド型である(外部からわかりやすいように)が、考え方は似て非なるものである。理解して行動してください!

最後に…
無能な管理者は会社を良くするために自分が出来れば良いという考えのもと、その下の社員に対して、仕事を与えない(そうすることで離職を避けられると思っている)。ところが、そうすればする程、有能な人材が会社を辞めていくということを理解していない。会社を良くしようとする考え方で、無意識のうちに責任回避している。 ⇒ 99%の日本人

逆に優秀な管理者は、自分が出来ても意味がなく、その下の社員に充実感のあるハードワークをさせればさせる程、有能な人材が育成され無能な社員は去っていくことを知っている。
会社を良くしようなど(傍から見れば)思ってないように見えるが、実はすべての責任を背負っている。 ⇒ 1%の日本人