社長インタビュー

変化は地方の中小企業から始まります。
中央の大企業からは絶対に始まらない。
INTERVIEW

【自主独立】

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—— 本日はどうぞよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

—— まずは、イーライフ共和の会社理念と特徴を教えてください。

弊社の会社理念は「自主独立」です。
そして、特徴をお話しする前に皆さんにお勧めしたいものがあります。
『情熱の薔薇』(ブルーハーツ)と『木村家の人びと』という映画です。私はこの2作品に経営のエッセンスが凝縮されているように感じます。そしてこれこそがイーライフの経営の根本であると思います。詳しくはこれからお話ししていきますが…

  
今はもう貴重品となった「木村家の人々」のLDと「ブルーハーツ」のライブLD。実際に社長がお持ちの品を撮影させていただきました。

—— 『木村家の人々』は社長から言われて私も見ましたが、新聞配達をお願いする場面で「おじいちゃん、おばあちゃんたち急がない(スタートしない)と死んじゃうよ」というセリフは皮肉っていて面白かったですね!

そこですよ!楽しむのですよ! 21世紀後半から22世紀に向かっては仕事は楽しむという方向に転換すると思いますよ。当社で物流ピッキングはお年寄りにも優しいスポーツジムなのです。美容と健康のためのエクササイズ、ちょっと太めの方にはダイエット効果も期待できますよ。そのうち運動後のサウナやジャグジーバスが必要になるかもしれませんね。私も50代後半になり、朝4時頃には目が覚めますが、明け方から開いているスポーツジムがあればいいなぁといつも思っていますよ。

—— まさに、歌のセンテンスですね!社員は給与をもらうことが当たり前だと思っていますが、社長の考え方からすると、社員は会社に健康管理のためのジム会費を払わないといけないですね(笑)

以前、松下幸之助さんが言っていましたよ「社員から指導料を取りたいくらいだ」とね!ただ、大企業は旧態依然の社員にも仕事の対価として給与を支払っているのが現実でしょうが…冗談はさておき当社は仕事は受け身でするのではなく、自ら生み出すものだという発想が大切だと思っております。
当社の究極の経営目標は経営者育成です。ベンチャースピリットすなわち、受身ではなく能動的な考え方を持った経営者マインドの育成。今までの大企業的発想ではなく、まさに先ほどの冗談のような話を真剣に考える人ですね!社員に楽しく喜んで働いていただく事を考えるのです。あと数年もすると時間概念や、正規・非正規の雇用形態の概念も無くなるでしょうし、副業も当たり前になるでしょう。その変化は地方の中小企業から始まります。中央の大企業からは絶対に始まらないのです。さきほどから、冗談でお話ししているような事は22世紀には理解されると思いますがね!

 

仕事の中身によって報酬は違っていて当然なんです。
しかし現場で働いている多くの人は、
「何でもやるのが効率的」、と思い込んでいます。

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—— 22世紀はまだだいぶ先のことなので、もう少し近々の話でお願いできますか?

私ども日用品流通業との特徴としてあげられるのは制度です。これらはどちらかと言えば製造業(売り手側)中心の発想です。そしてこの考えが今後もずっと続くという前提に基づいて作られてきました。

—— 制度は卸売業においては商品の安定供給には便利な仕組みですよね?

流通用語も『川上から川下へ』という言葉があります。これは製造業中心からお客様中心への変化を意味しています。お客様はどこのサービスを使って買い物してもよいし、ネット商品と実際の小売店舗の商品を比較して買うこともできる。しかもネット通販なら自宅にいながら、24時間自由に好きな時に買い物ができるのです。お客様にとっては今では、ごく普通にしていることで常識ですよね。ところが卸売業ではこれらが、当たり前であるという考え方に立った構造ではないのが現実です。お客様の常識が卸売業では非常識なのです。当社の理想は時間や帳合関係なく6時間以内にお客さまに注文の品をお届けする構造(仕組み)を構築する。それだけですよ。とてもシンプルでしょう!

—— それでは中小企業はどうすればよいのでしょうか?どのように変わっていけばいいのでしょうか?

私ども中小企業に本当に大切なことは古くて新しい『現場(売場)』だと思います。大企業的なネット注文などは厳しいですね!大型小売業の隣で小さな小売業が生き抜くためには、ゲリラ的な時間別の棚替えが重要です。ネットビジネスに勝つには、この鮮度よい現場対応力と変化しかないのですよ!!そして、さらなるローコスト(効率の良い現場展開)が絶対条件でしょうね!

—— 今までの卸営業はどうだったのですか?

今までの卸営業は代理店制度を利用した上での、あぐらをかいた商売でした。さまざまな仕事を請け負い、黙っていても商売が成り立っていたからです。(仕事ミックスという)昭和の高度成長期なら、これで良かったのですが、現代では全く不効率になってしまいましたね。
簡単に言うと、既存店を回るのは先ほど述べたように、非常に大切な営業の仕事なのですが、そこに高コスト(費用・給与)は掛けられない時代になったのです。映画の話ではないですが、おじいさん、おばあさんが仕事ごとに報酬は分けられていたように、仕事の中身によって報酬は違っていて当然なんです。

—— なるほど、重要なのは仕事の中身なのですね!確かに、時給や年収などいろいろありますが、その中身の議論はあまりされないですよね?

そうです、一口に1時間働くと言っても、その中身はさまざまです。
1時間コピーだけを取っていたのか?1時間の間に会議し、外回りし、資料整理をしていたのか?日本では、例えば営業職というくくりの中で、コピーを1時間取った人も、会議し外回りしていた人も同じ時給という会社が多いですよね。

—— 世界からは日本のホワイトカラーの非生産性が指摘されていますよね?

そうなんですよ!世界の中で日本は生産性が低いと言われています。しかし現場で働いている人に悪気はなく、何でもやるのが効率的と思い込んでいます。そして、ほとんどの人は最も利益を生む仕事(創造的仕事)を優先順位の一番にはなかなか持っていきません。逆に利益を生まない仕事(単純系作業)を優先順位の一番に持って来るほうが多いのです。

—— 一見とても頑張っているように見えますが…??

実際、現場で働いている人たちは頑張っていると思います。過労死的な事故があるのも事実ですし。ただ、長時間労働と言われますがその中身はどうでしょうか?コピー100万枚に、営業回りを1時間でこなすのは誰が考えても無理ですよね?日本の長時間労働には雑用が多過ぎるのです。(仕事ミックス)それを全部こなそうとなると物理的に限界がある。本当に頑張ろうとすると、この日本的な仕事ミックス発想は過労を招きかねませんよ。

 

私たちの目指す最終目標は経営者育成です。
エキスパートを育てることこそが、
私たち中小企業のビジネスチャンスと思っています。

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—— それではイーライフ共和はどのような対策を取られたのですか?

まずは仕事・利益ミックスをかけられないように分社化しました。1つのユニットは一定額を超えると一気に不効率化が進みます。そのため、各々を小さくユニット分けして効率化を図ろうとしています。仕事ミックスへの対応は、これから営業改革や管理改革を行う必要がありますね。営業改革は仕事の細分化と委託化(エリアアシスタント)を進めていきたいと思います。その専門部署が事業支援室でしょうね!また、物流ピッキングにおいては10年ほど前より、業務の開始時刻、終了時刻に加え作業実績を数字化し、それを給与査定に反映させています。全てをデータ化しているのです。

—— なるほど。お話しを聞いていると、イーライフ共和は外から見れば卸売業ですが本質はノウハウ提供業、人材育成業のようですね?

そうですね。ネット系ビジネスも実際は仕組みを売っているのであって、商品を売ってはいないでしょう?私たちは考え方を売っているのです。どうすれば、いち早くいろいろな商品を市場に展開できるかという仕組み作りですね。

まとめてみますと
•労働時間だけでなく作業内容実績で給与が変化する物流ピッキングシステム
•エキスパート給与制度(実績によっては正規社員より非正規社員の給料の方が高い)
•エリアアシスタント制度(営業業務の細分化と分業化による仕事ミックスの防止)

これらの試みは大企業では難しいでしょうね。なぜなら大企業は過去否定を恐れ、変化を認めることが難しいからです。実はそここそが、私たち中小企業のビジネスチャンスと思っています!

—— 最後にこのページをみて就職を考えている方へ一言お願いします。また社長が求める社員の人物像は?

一番大切なのはスピードですね。
私たちの目指す最終目標は経営者育成です。各ユニットを任せられる人材育成(トップマインド)です。
従来の日本の教育(教師主導型)を受けてきた若者たちは、どうしても受け身の思想を持つ傾向にありますが、当社が求める人材は能動的なベンチャースピリットを持っている方です。そのような人たちに共通しているのがスピード感です。とにかく早く実行して失敗が大好きな人がいいですね!そして失敗したら素直に修正(過去否定)する。教師指導型の教育を受けてきた人たちは、まず間違いなく正解を出そうとします。公務員ならともかく、それで成功するのは難しいでしょうね。当社に一番向かない人物像は過去や先輩を見習って、正確に正解を出そうとする人かな?(笑)
当社を足がかりに独立して起業したいと思っている人たちにも来てほしいですね!いろいろなことにチャレンジしたい方、お待ちしています。

—— 今日はどうもありがとうございました。

ありがとうございました。やっぱりブルーハーツの歌はいいですね!!本当に今まで覚えた全てがデタラメだったら面白いでしょうね!