組織理念

変化は地方の中小企業から始まります。
中央の大企業からは絶対に始まらない。
INTERVIEW

【組織理念】

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イーライフグループ組織理念

司会
イーライフグループの組織理念とは、詳しくいうとどのようなものでしょうか?

社長
弊社の組織理念は、社員一人一人が弊社の組織のニーズとそれぞれの役割に対応した仕事をすることですよ!つまり、責任の大きさと役割により、大中小はありますが、各社員が歯車の一つになり、歯車が完璧に噛み合うことですよ!!

司会
一般的に歯車という言葉は良い意味で使われることが少ないように思いますし、歯車と言われると、モチベーションが上がらず、仕事がうまくいかないように思えますが?

社長
分かりづらいですか?機械は、歯車が完璧に噛み合って大きな動きができますね。いったん、歯車として完璧なまでに働くことができれば、組織で働く個人は、「最大の喜び」を得られるはずです。歯車という概念は、社会全体で考えると、私も会社の歯車の一つですし、会社も社会の歯車の一つですよ!会社は、社会のニーズに合っていないと独りよがりで空回りして潰れますし、会社という組織内でも、大中小の歯車は、会社のニーズに合った仕事をしないと、空回りして会社が回らなくなってしまいますよ!つまり、各歯車には、やるべき役割があり、それぞれの歯車がその役割を果たし嚙み合えば、大きな力になるということです。

司会
ただ回れば良いというのではないのですね。

社長
そうです!社会や会社のニーズに合っているか、それとも自己満足か、ここがポイントです!!自己満足で回ると、歯車が噛み合わなくなるのですよ!

司会
社長のおっしゃる自己満足とはどの様なことですか?

社長
スーパーのレジのパートさんが、お客様に情報として、この商品は「お得だ!」とか、「この商品は買い時!」とか、楽しくお話をしている現場を見かけたことはありませんか?

司会
ありますね!お客様に優しくて、とっても優秀なパートさんですよね。

社長
そこ、そこなんです!そう、見えるのです!パートさんは、役割以上の重要な仕事をしたと思っているでしょう。パートさんにすれば、自己満足の極みでしょうが、せっかくのイノベーションの機会を奪っているのです。
本来なら、パートさんがお客様のご要望を管理者へ報告すれば良いのです。つまり、管理職が動くべき仕事をパートさんに任せて、自分は動かず、自分の役割を果たせず、無人レジへの移行による生産性のアップの概念に結びつかなくなるのです!
小サイズと中サイズの歯車が噛み合っていない典型的な例です。

司会
逆のパターンもあるのでは?

社長
よく気づきましたね!!大きいサイズの歯車の方が、その役割にない小さいサイズの歯車の仕事をして自己満足するパターンは多いですよ!

司会
どんな例がありますか?

社長
例をあげると、パートさんの作業の一つにバラピッキングの業務があります。稀に、社長自らピッキングを行う社長がいらっしゃり、それを喜びと考えている方がおられます。正に、自己満足ですね!社長の1時間当たりの時給とパートさんの1時間当たりの時給とどちらが高いかが、頭の中、脳幹で理解できているのかですよ!

司会
私には、現場を手伝ってあげて心優しい社長に思えたのですが、違うのですね。小さいサイズの歯車を社長自ら担うと、労務費の平均単価が上がってしまうということですね。

社長
そうです、仕事には歯車の大中小があり、各々の歯車の時間当たりの生産性を、社員一人一人には脳幹で理解してほしいのです!

司会
仕事とは、役割を担う歯車になることと考えるとわかりやすいですね。

社長
そうですね、会社のためにお客様に接しているレジのパートさんを素晴らしいと考える社長やパートさんの仕事を手伝う社長は、一見、やさしくて温情がある社長に見えるでしょう!しかし、役割外の仕事を自分勝手にすること、もしくは管理者が部下の役割外の仕事を見て見ぬふりをすることは、属人化により、組織は静かに崩壊していくのですよ!弊社の考えるマネージメントとは、仕事のアンマッチを解決し、歯車が噛み合うようにすることです。一人の力ですべてやっているように見えるのは、錯覚です。ここが、一番間違えやすいポイントです!

司会
難しいけど、多分、大中小の歯車が個々の自己満足で歯車がかみ合わず空回りし始めるということですね。

社長
その通り!!傍から見て素晴らしいと感動できる現場の仕事や社長の動きは、生産性がどんでもなく悪いのですよ!これこそが、静かに崩壊するパターンです!

司会
傍から見ると、素晴らしい社長とパートさんは、組織を静かに崩壊させるのですね。

社長
弊社でも、各歯車が噛み合っていても、時間の経過とともに勝手に空回りをしようとしますが、噛み合うようにしようと修正すれば、トラブルも起きます。しかし、弊社では、それは悪いことではなく、問題点の発見に至る良い機会と捉えます。また、各歯車の組織内の評価は、個々が自由に動きたいなら、個人事業主になって個別契約すれば問題ないですが、組織として動くなら、各々の歯車の役割に見合った給与規定を作り直す必要性があります。つまり、会社が各歯車の役割に求める事柄だけに対価を支払う方式、当社のジョブ化給与です!正に、スキームチェンジが必要なのです!過去の延長線上では、解決できないし、イノベーションは生まれないのです!だから、日本の会社は生まれ変われないのですよ!