システムエンジニア

Image is not available
システムに現場が振り回されないための、
たったひとつの効果的な方法。
Slider

 

イーライフ共和のシステムエンジニアリング部門は、お客様とメーカーの発注・受注を速やかに橋渡しする業務を主に行なっています。こうやって書くと「卸売の会社なんだから、それって当然じゃないの?」と思われるかもしれませんが、ITの技術がどんどん進化する現代では、そう簡単な話でもなくなってきているんですね。

お客様が商品や在庫を管理するシステム、発注するシステム、それにメーカーさん側が商品を受注するシステム、在庫を管理するシステム、代表的なシステムももちろんありますが、いろんな現場で、いろんなシステムが状況に合わせて運用されています。それを連携して商品の発注受注が成立するのですから、そこには互換性がなければいけません。でも現場のシステムを変えるのって、そうそう簡単なものじゃないんです。

「社会の速度」と「現場の速度」

たとえばウインドウズの話をしましょう。今でもまだまだ現役で動いているWindows7ですが、この文章を書いているのが2018年で、Windows7が出たのが2009年なので、じつはこれもう10年近く前のシステムなんですね。最新のWindows10でも今から3年前です。現代はOSのシステムは3年、パソコンは5年で古くなると言われていますので、またそろそろ新しいOSが発表されるんじゃないでしょうか。社会が進化するスピードはどんどん早くなって、新しいソフトやシステムができて、仕事の能率は、どんどん向上していく「はず」でした。

ところが実際はそうじゃない、というのはいろんなお店の方が体感している現状です。なぜなら新しいシステムやソフトウェアを導入するにはコストや労力、時間がかかり、それを割けるだけの余裕が現場にない場合もあるからです。大手はどんどんシステムが進化する、このままでは置いていかれる、ネットでの発注も考えなきゃいけない、スマホの対応も、他所のお店はこんなシステムが入った、ウチも入れなきゃ、でも現場は使いこなせるの? Windows7が使いやすいのはわかっているのに、もう新しいパソコンを買えば10しか入っていない。

気持ちが、じりじりする。そんな「急流で必死にボートを漕ぐような息のつけないストレス」から、現場で働くみなさんを解放するには、どんな方法があるのでしょうか?

「主導権」を取り戻す、ということ

本当は、それってすごくおかしいことなんですね。現場が「電話で注文するのが一番楽」「FAXが一番簡単」と感じているなら、それが今現在、ベストのシステムなんです。それを時代遅れと感じたり焦ったりするのは、社会の変化にシステムの主導権を、気持ちを奪われているからです。もちろん世の中には便利なソフトやシステムがこれからもどんどん出てきて、中には導入すればいいだろうなあと感じるものも出てくるかもしれません。でもそれは、現場の皆様がベストと思われるタイミングで導入してください。きちんと計画し、準備して、決断して取り入れれば、いいシステムはきちんと成果をもたらすはずです。その間は私たちがお手伝いします。システムエンジニアはシステムの調整役です。

お客様がベストと思う方法で品物を仕入れ、取り入れたいと感じた時期にシステムを取り入れる。社会という急流のボートに必要なのは現場の主導権、コントロールです。世の中の流れが加速する中で、地域に根ざして貢献している皆様の、安定も変化も、私たちは心より応援しています。